金属屋根材・外壁材/ 工法ガイド
 

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融雪(ユウセツ)
床暖房(ユカタンボウ)
床面積(ユカメンセキ)
有孔シェル構法(ユウコウシェルコウホウ)
有孔折板(ユウコウセッパン)

雪止め(ユキドメ)

油性ペイント(ユセイペイント)
ユニットケア
ユニバーサルデザイン

 

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融雪(ユウセツ)

 

屋根上や地上の積雪を人工的な手段で溶かすことをいう。融雪に要する熱エネルギーは、石油、電気ガス、地下水、化学薬品、太陽熱などがある。屋根上融雪の度合いは完全融雪とある一定量以上の融雪に分かれる。また融雪の対象としては一建物、ある一定の地域などである。

床暖房(ユカタンボウ)

 
床に埋め込んだ配管に温水または蒸気を通し、その輻射熱によって暖房を行なう装置。最近では、住宅にも応用されつつある。

 

床面積(ユカメンセキ)

 
建築物の各階またはその一部で壁などで囲まれた区画の面積をいう。2階の床面積、客室の床面積とかいう場合に用いる。
 

有孔シェル構法(ユウコウシェルコウホウ)

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3次元的な揺動に追従する構造面材を利用して、ロングスパン架構の屋根・外壁・天井をスピーディーかつ効率的に施工するための構法。母屋工事・天井工事は不要となる。

構造面材としてはZAM鋼板(1.0mm厚)などの有孔折板が用いられる。3次元架構に対して、空間幾何学的に最適化設計された有孔折板をシェル状に覆うことで、十分な構造耐力を持った屋根下地面が形成される。この有孔折板のシェルが母屋材・吸音天井材・屋根下地材・仮設足場・トップライト天板の機能を兼ねるため、材料費・工事費・工期をトータルで圧縮できる。

有孔シェル構法は、1万平米を超える大型施設に施工例が多く、設計震度7、設計風速38m/s×500年といった超耐久仕様も可能である。代表的な建築作品は、三木総合防災公園ビーンズドーム(設計:遠藤秀平建築研究所、施工;鹿島建設ほかJV)、北九州イノベーション・ギャラリー&スタジオ(設計:StudioNODE、佐藤総合計画、施工:間・九鉄JV)、嘉穂総合高等学校・全施設棟(設計:佐藤・和光・曽根・新日本・テクノ設計業務共同企業体)など。

▼ビーンズドーム (母屋なしで構築される有孔シェル構法/材料:ZAM) 有孔シェル構法

 

有孔折板(ユウコウセッパン)

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パンチングメタルを折り曲げて構造耐力を持たせた建材。流体力学的な風圧減衰特性により、防風柵・防雪柵などに利用されてきたが、加工技術や意匠性が向上した近年は、建築分野でも注目され、日射などの照度調整、屋外屋内の装飾、視線調整・防犯などの役割が付加されるようになった。

建築材料としての有孔折板は、ファサードの壁面スクリーンやルーバー、間仕切り、手摺、目隠し、吸音天井、壁面緑化の基材、トップライト天板、構造面材など、様々な用途に利用されている。素材はガルバリウム鋼板、ステンレス、アルミ合金などが多く、板厚は一般に0.8〜1.6mmである。近年は、開孔率や有孔パターンが限定される定型製品だけでなく、建築家がディテールを自らデザインするオーダーメイド加工品が普及するようになったことで、高度に意匠的な施工事例も増えている。

光・視線・景観が透過しつつ遮られる空間心理学的効果、エントランスや室内を影絵文様で染め上げる光学的効果、そしてそれらのアスペクトが太陽の動きや照明によって刻々と変化する時間的効果は、有孔折板のある建築を特徴づける重畳的な魅力となっている。有孔折板によって形づくられる空間は、いわば「意匠的な檻」、「鋼鉄の蚊帳」であり、その心地よさは、森に住んでいた人類が樹影に憩い、守られつつ情報や糧を獲得していた先史時代に通ずるといえる。

陰湿な犯罪を多発する今日の社会状況から、「透過しつつ遮られる建築外皮」はますます求められている。有孔折板のデザイン多様化はまだ始まったばかりであり、今後も予想できないインパクトを建築にもたらすであろう。

▼不二女子高等学校 (オーダーメイド有孔折板/材料:スーパーダイマ) 有孔折板

 

雪止め(ユキドメ)

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屋根面上の積雪が落下するのを防ぐため屋根面に設けられる装置。雪留めとも書く。屋根面の積雪は直射日光を受けたり、外気温が上昇すると屋U根面に接触した雪が溶け、勾配に沿って滑り、軒先から落下する。この落雪は人畜を傷付けたり、車両、器物や建物の一部を破損したりする。
このような被害を防ぐため雪が落ちないように雪止めを設ける。金属板の屋根に取り付ける雪止めは、屋根材の馳に巻き込んだもの、屋根面に出したボルトによって付けるもの、あるいは棟から降ろした鎖や丸鋼などで取り付けるものなどがある。取り付けに当たっては、雪止めが脱落しないようにすることはもちろん、脱落した雪止めで屋根面を損傷しないように考慮すること、さらに中途半端に屋根材に取り付けると、屋根材が破壊することがある、などの注意が必要である。
 

油性ペイント(ユセイペイント)

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油ペイントまたはオイルペイントともいう。顔料とボイル油または乾燥油(練油ともいう)で練り合わせたもの。ボイル油の量の多少、顔料の種類によって堅練ペイント。種ペイント。調合ペイントに分けられる。

 

ユニットケア

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少人数の居宅に近い居住環境の下で介護を行うもの。

 

ユニバーサルデザイン

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できるだけ多くの人が利用できるように製品、建物、空間をデザインすること。