HOME製品情報 透光・遮光スクリーン工法 エテルニット(有孔折板)
 
特 長
エテルニットは柔軟なオーダーメイドシステムにより
透過する現代建築の装飾ディテールを稠密に実現します。
有孔折板の最新ソリューションをぜひお試しください。
指定の条件でCADデータをご用意いただければ、
特注品も標準価格ベースにて製造・施工いたします。
仕上がりの美しさが際立つシートスタット工法。
ボルトレスで簡単に固定できます。
最長9500mm、曲面加工、特注ベンド、特注パンチング可。
エテルニットは有孔折板の可能性を限りなく広げます。
 
●有孔ルーバー、壁面スクリーン、透光トップライト、広告塔
●壁面緑化柵、ロゴ抜きパンチングフェンス、防風柵
●母屋兼用吸音天井材、バルコニー手摺、目隠しパネル…など
有孔ファサード
不二女子高等学校(新建築2004.11)
設計:棚橋廣夫,Architects and Designers Network
多機能吸音天井
打瀬小学校(日本建築学会作品選奨2009)
設計:シーラカンス K&H
仕 様
 
材   質 アルミニウム、各種鋼板 (ガルバリウム
・ステンレス・ZAM・スーパーダイマなど)
使用板厚 0.8 mm 〜 6.0 mm
最大長さ 9500 mm 
※有孔折板製品として最長サイズ
折板断面 M型、山型など(※オーダーメイド可)
パンチング 数十種類の孔型から自在にパターン生成
特記事項 エテルニットは、アートパンチング(写真・図画のHalftone変換)、母屋の要らない有孔シェル構法、特殊テンション架構の設計・構造計算まで技術サポート。
 
 
施工作品
かね善本社ビル/設計:安井建築設計事務所/ディテール 181 建築の照明照度から性能のデザインへ
ららぽーと横浜/デザイン監修:The Buchan Group、石本建築事務所、設計施工:鹿島建設
北九州イノベーションギャラリー&スタジオ(有孔シェル構法・母屋兼用天井材)/設計:studioNODE+佐藤総合計画/建築技術 2007.10、美しい屋根 2007(日経BP社)
東京音楽大学100周年記念本館(有孔ルーバー)/設計:久米設計/新建築 2007.9、第50回BCS賞
三井アウトレットパーク横浜ベイサイド(立体駐車場フェンス)/環境デザイン設計:RTKLインターナショナルリミテッド/設計・監理:三井住友建設設計
新潟薬科大学・新津キャンパス(アートパンチング内装有孔パネル)/設計:久米設計

最新デザイン・ギャラリー (随時更新)
▲ページトップ

APPENDIX (用語解説)

有孔折板(ユウコウセッパン)とは?

「有孔成型鋼板」とも呼ばれる内外装建材で、パンチングメタルを折り曲げて風圧減衰特性や構造耐力などを付加した建築金物。主に防風柵に利用されてきたが、加工技術や意匠性の向上に伴って建築分野でも脚光を浴びるようになった。建築材料としての有孔折板は、ファサードの壁面スクリーンや有孔ルーバー、バルコニー手摺、 階段目隠し、間仕切り、吸音天井、壁面緑化の基材、トップライト天板、構造面材など、様々な用途に利用されている。

使用材料と加工方法

用途や設置条件に応じて、ガルバリウム鋼板、アルミ合金、ステンレスなどが選ばれる。板厚は一般に0.8〜1.6mm。多くの場合、パンチングプレス加工やベンド加工、R曲げ加工などの製造工程を経て出荷される。屋外用の場合、光触媒・フッ素樹脂コーティングが施されることも多い。

製品仕様とデザイン

防風柵や吸音天井材などに使用される製品は、一定の性能を満足するため、パンチングについては伝統的な並列・角千鳥・ヘキサ配列を採用し、ベンド角度や働き幅も規格化されている。しかし近年は、装飾金物としての有孔折板を大胆に使った、高度に意匠的な作品計画や施工事例が増えており、建築家がディテールから設計できるオーダーメイド加工品も製造されるようになった。例えば、簡易なイラストではなく、風景や人物像を厳密なアルゴリズムで点描変換したアートパンチングや、それらの有孔折板を重ね合わせて万華鏡のような効果をもたらす多層有孔ルーバー、特殊テンション架構や照明デザインとの斬新なコラボレーションなどである。

建築における有孔折板の可能性

建築の表層意匠は有孔折板のデザイン重畳化とともに、パンチングの装飾性や金属素材の凹凸ディテールといった建築金物としての質感・リアリティとともに、穿孔文様に微分された光と影による二次装飾・サインディスプレイまたはイルミネーション機能、視線や風景が透過しつつ遮られる空間心理学的効果、太陽や視線の移動によるそれらアスペクトの複合的経時変化を、当初は無意識的に、近年は明瞭に企図するようになった。今後さらに鋭敏でデリケートなファサード・デザインや、大空間を構造的に彩るイノベーティブな様式が提案されるであろう。

有孔折板によって表象される典型的なボリュームは、いわば「鋼鉄の蚊帳」であり、「装飾的な檻」であるが、その内部で体感する密やかな心地よさは、森に住んでいた人類が樹影に憩い、守られつつ必要な情報や糧を獲得していた先史時代に通ずるかもしれない。翻って、今日の陰湿な犯罪を多発する社会状況から、「透過しつつ遮る建築外皮」はますます求められているといってよい。有孔折板のデザイン多様化は未だ始まったばかりであり、今後も予想できないインパクトを建築にもたらすことが期待される。


有孔シェル構法(ユウコウシェルコウホウ)とは?

有孔折板を3次元的な揺動に追従する構造面材として利用することで、建築物の内外装(屋根・外壁・天井)をスピーディーかつ効率的に施工するための構法。空間幾何学的に最適化設計された有孔成型鋼板により、ドームや体育館などのロングスパン架構をシェル状に縫合することで、十分な構造耐力を持った屋根下地面が形成される。この「有孔シェル」が、母屋・吸音天井・屋根下地・仮設足場・トップライト天板の機能を兼ねるため、トータルで材料費・工事費・工期を圧縮できる。

使用材料と施工方法

有孔シェル構法のための有孔折板は、M型、矩形型などの断面プロフィールが一般的であり、板厚0.8〜1.0mmのガルバリウム鋼板、ZAM鋼板、ステンレスなどが使用される。専用のアングルピースで構造体の二次部材に取り付けるが、その折板天面に敷き詰める下地鋼板との空隙に、断熱吸音材を挿入するオプションもある。ドームや3次曲面などの大型変形屋根では、長さ・形状の異なる無数のパーツが必要だが、コンピュータによる設計管理によってできるだけ無駄を省き、スムーズかつ計画的に製造・施工されることで、材工価格への転嫁は抑制され得る。

設計仕様と施工例

有孔シェル構法は設計震度7、設計風速38m/s×500年といった超耐久仕様が可能であり、その施工例には1万平米を超える大型施設が多い。代表的な建築作品は、三木総合防災公園ビーンズドーム(設計:遠藤秀平建築研究所、施工;鹿島建設ほかJV)、嘉穂総合高等学校(設計:佐藤・和光・曽根・新日本・テクノ設計業務共同企業体)、北九州イノベーション・ギャラリー&スタジオ(設計:StudioNODE、佐藤総合計画、施工:間・九鉄JV)など。

▲ページトップ

縦葺工法

横葺工法
緑化工法 外断熱工法
太陽光発電 有孔折板
トラスシステム 化粧屋根
雪止屋根 金属成型瓦
各製品の標準納まり図(DXF)を無償提供しております。
デザイナーズ有孔折板「エテルニット」を含む施工事例のご紹介。
     

Copyright (C) EROOF株式会社 All Rights Reserved